認知症の症状と進行を抑えるために家族でしている対策
父親が、認知症予備軍だと気付いてしまった時・・あなたならどうしますか?このブログは 認知症予備軍の高齢な父と予備予備軍の母を認知症にならないように どうすればいいのか 毎日いろいろ考えて頑張っている日記なようなものです。早く気付いてあげれれば進行を思いっきり遅らせてあげることができます。もし、あなたにも「私の親も・・?」と 思い当たることがあったなら 私と一緒に頑張りましょう。最後の親孝行ですー。「お金持ちになったから親孝行でもしてやるか~」って思った時には親はいない。高級なプレゼントをあげて喜んでくれるとおもいますか?親がSOSをだしているのかいないのか?それを察してあげられるのか、気付いてあげられるのか、そして気付いてしまった時、あなたは それにどう対処してあげれるのかー。
父はもしかしてだけど 認知症予備軍?
父は 若い時に頑張って立ち上げた会社を 何年か前に 従業員が新しい仕事に就くのを見届けてから会社をたたむと 決めました。
会社を設立してから約50年、365日 休みなしで働いてきたのです。社長といっても小さな会社なので 自ら先頭に立ち あえて休みも取らずに頑張ってきたのだと思います。
父にとっては会社が 自分の人生、家族を養い 自信に満ちた自分の居場所だったのでしょう。
なので会社を辞めたとたんに気が抜けたというか 、目標を失ってしまったというか、何をすればいいのかわからなくなってしまったようです。
そんな父に 、「やっと仕事から解放されたのだから これから趣味のゴルフとかバンバンやればいーじゃん!旅行だって行けるね!」と元気付けようと言ってはみたのですが 、ゴルフ仲間はもうみんな逝ってしまったし 体力もないから行く気になれないー。 そんな答えしか聞くことはできませんでした。
それからです。話をしていて同じことをまた聞いてくるようになったのはー。
認知症、 本人も家族も認めたくない
父との会話、そんなに違和感は感じてはいませんでした。
「え~さっき言ったじゃん、忘れないでよぉ。」「あっ そーか、ごめんごめん。」
こんな感じの会話って普通にありますよね? ちょっとした度忘れ、それに違いないって、笑って流すー。でもそれが始まりだったんです。
母もその頃は 冗談で 「もうお父さん ボケちゃってるから何度もしつこい!」なんて言っていましたが、 父本人は「え?しつこいってなんだよ?今はじめて聞いたんじゃないか、何度も聞いたようなこと言うなよ 、何言ってるんだよ。」とちょっと怒って言い返していました。でも 認めてはいないものの 「え?俺は さっきも同じことを聞いたのか?記憶にない、おかしいな、、」なんて不安に少しは感じていたみたいです。それで冗談ぽく「はいはい、どーせ俺は頭が少しおかしいからな。」なんて 言い返したりはしていたのですが 本当はすごく不安だったのだと思います。
父の頭の中では 「本当に認知症になってしまったのか?でも普通に会話もできてるはずだ、そんなわけはないー。」そんな不安との格闘が始まったのです。
私たちも何度も同じことを聞いてくる父に 気付かれないように 初めて聞かれたことのように 普通に答えるようにしていました。そのほうが認知症が進まないでいてくれるのではないかという 小さな願いをこめてー。
認知症は入院すると進行する?
そんなある日 、父が 腰が痛いというので 病院へ連れて行ったところ 圧迫骨折だと言われすぐに入院することになったのです。
病院なので安心だと最初は思っていましたが 、反対に一気に認知症は進行してしまい びっくりしてしまいました。
テレビのリモコンの使い方がわからなくなってしまったのです。電源の入れ方、チャンネルの変え方などです。私は「家のリモコンと違うからしょうがないよ。」と本人が傷つかないように言いましたが 私もショックでした。
食欲もあまりなく 病院の食事は残してしまうので お昼には 家から父の好きなものを作って持って行ってあげるようにし、時間が許す限り一緒にいて話をするようにしたのです。
病院には 母か私か妹の誰かがいつもいるようにして オセロゲームをしたり、体のリハビリと同時に脳のリハビリもやらせるようにしていました。でもこの時に 気を付けなければならないこともあります。
まだある程度はしっかりしているので「俺のことを馬鹿にしているのか?俺にだってまだプライドはあるんだ!」と本人は絶対に思っている、ということを忘れないで接してあげることが大事だということです。
認知症の予防・進行を抑える効果があるものは?
認知症の進行を抑える抜群の効果があるもの
1)それは家族の愛です。
なんだよ、それ?って思うかもしれませんが まじそうなんです。でもこれは非常に難しいです。
私の場合は父が初期の認知症なのですが まずいつも時間の許す限り一緒にいていろいろ話すこと。
父が興味を持ってくれる話をして会話のキャッチボールができること。
話の間に「やだ~違うよー。」と言いながら父の肩を軽く叩くなどバリバリコミュニケーションをとること。
ストレスを抱えらせないように認知症のことには触れないこと。
ほめてあげること。
まだあなたが必要なの、と少し甘えて必要とされている責任感を持たせてあげること。
私は父に「もし 何かあっても お父さんがいるだけで安心していられる、まだ頼りにしてるからこれからもよろしくね!」なんてこの年で甘えた言葉をバリバリ言っています。
それで父が「もう少しは頑張らなきゃなー」と前向きになってくれればーと思っているのです。
非常に難しいといったのは、毎日一緒にいてあげることです。
もちろん 私も仕事があるのですから毎日一緒にいるわけにもいきません。仕事が休みの時か、仕事が終わった時にしか会いにはいけません。
でも そうなると自分の時間がなくなるわけなので精神的にもちょっと辛くなるかもしれません。
自分がストレスに感じ、体調をくずしてしまうかもしれません。
そうなると親の面倒をみるどころか仕事にも支障をきたすというような悪循環を起こしかねないので 一人ではなかなか難しい問題でもあるのです。
私の場合は コロナの影響で 仕事が2月から休みになってしまったので、いいのか悪いのか 毎日実家に行くことができ、家事手伝いや病院の送迎、一緒にウォーキングに行ったり 食事をしたりすることができました。
足の筋肉もなくなってしまった父には 歩けなくならないように 毎日 リハビリのために車で15分くらいにある公園などにウォーキングに連れて行って家族でまわりの景色を見ながら歩きます。
その努力の成果なのか 認知症の症状はあまり進行していないように感じます。
それどころか入院している時と比べるとむしろ良くなってる感じです。
2)私がいろいろ調べて「これはいいかも。」と思ったのはMCTオイルです。
軽度から中程度の認知症でMCTの投与が症状を改善したという報告もあり、期待されているオイルです。
脳はブドウ糖をエネルギー源としていますが 高齢になるとブドウ糖をうまくエネルギー源として使うことができなくなってしまうことがあります。
MCTオイルはそのブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源になってくれるのです。
味もニオイもしないので サラダにドレッシングと一緒にかけて食べさせています。焼き魚にかけると 脂がのっていて美味しい!と言われます、オイルをかけたのだから当たり前ですけどね。
MCTオイルはダイエット効果もあるようなので私も毎日使っています。っていうか自分もそろそろ認知症のことをを考えなくちゃいけない歳なので予防のためにも使っているのです。
3)アルツブロック、というサプリです
これは 認知症の進行を抑えてくれる いい薬はないか?といろいろ検索していた時に見つけたサプリです。
はっきり言って 効くのかどうなのかは まだわかりません。でも 安全性の面では 父の主治医にこのサプリを見せて 聞いたところ「飲ませても問題はないですよ」とのことでしたので安心はしました。。
アルツブロックは「ドクターズサプリメントとして医療現場でも採用」
アルツブロックはドクターズサプリメントとして健康維持のために一部医療機関にも採用されています。通常のサプリメントと違い、その品質について、医療の専門家による厳しいチェックを受けて認められたサプリメントです。(東京製薬株式会社 アルツブロック公式サイト)
認知症の父の今現在の症状
同じことを短い時間に何度も聞く、ということはなくなりました、
テレビのリモコンの使い方はまだ出来たり できなかったり。面倒だとすぐに聞いてきます。(家のテレビのリモコンは調子が悪く 6チャンネルが出ないので 4チャンネルにしてから2つ進めて6チャンネルにする。というやり方をしているので それがよくわからないようです。もちろん、新しいのを買う予定。)
出かける時に 玄関の鍵をかけるのが父の仕事なのですがそれがうまく出来ません。
玄関のドアは引き戸なのですが 全開になっている時は2枚がぴったり重なっていて 引っ張り出すのがちょっとではあるけど大変。こうなっていると父には閉まっているのかがわからなくなるようです。
開けたまま鍵を一生懸命かけようとします。少しでも開いていれば 手をかける所が見えるので ちゃんと閉めて鍵をかけることが出来ます。
会話も普通にできます。ただちょっと昔に比べると 声も小さいし 聞き取りづらいところがあります。口のまわりの筋肉も弱っているのかな?。
出かける時には 服装のことを気にします。オシャレ というよりも「寒くはないか?」「上着を着ていったほうがいいかな?」など何度も聞いてきます。でもこれはただ心配なだけで 出かけてしまってから「やっぱり寒い、上着を持ってくるべきだったな。」などと後悔はしたくないので聞いてくるだけだと私は思っています。
これからも認知症が進行しないために 家族で頑張ろうと思っています。